ローマの法学と居住の保護
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古代ローマの元首政期(前1世紀〜後3世紀前半)のローマ市では、人口の増大により都市の高層化が進んでいた。従来の住宅は1・2階建てあったが、この時代になると20メートルをこすインスラと呼ばれる高層建築が出現する。この変化は、ローマ市に住む人々の居住環境に大きな変化を及ぼした。ところで、この時代のローマの法学は、6世紀に編纂された「ローマ法大全」を通して後世に伝わり、現代の法学の基礎を形成した。法的にみると、居住者は、建物所有者、用益権者、賃借人、無償居住者にわけることができる。本書は、こうした人々の居住がいかに法的に保護されたという観点からこの時代の法学の全体像を捉え、これを通じてローマ法の実像の解明を目指すものである。
(出版社HP抜粋)