近代日本立憲主義と制憲思想
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本書は、「制憲」の思想史という視点から、主権と人権、立憲主義の新たな歴史研究の地平を切り拓くことを試みる。戦後日本の改憲論は「改憲」の限界を超え、自主憲法制定を目指す「制憲」の思惟に呪縛されてきた。「制憲」の思想的基盤として戦時国体論をとらえ、これらと向き合うなかで形成されてきた戦後憲法秩序をあらためて問い直す。
[目次]
序章 本書の視座
第1章 国体論と公権力―思想検察の転向輔導政策を事例にして
第2章 戦時期の国体論と非常大権発動の凍結
第3章 近代日本立憲主義の限界点としての大東亜国際法構想
第4章 第九条平和主義と世界連邦的国連中心主義
第5章 戦後憲法秩序と制憲思想
終章 近代日本立憲主義のゆくえ
(出版社情報)