松川裁判から、いま何を学ぶか
¥ 2,750 税込
- 商品コード
- 1000186
関連カテゴリ
実店舗在庫
読込中...
六〇年前の一九四九年八月一七日、東北本線金谷川‐松川駅間における真夜中の列車転覆という怪事件。国鉄と東芝の計二〇人の労働者が起訴され、第一審、第二審では大逆事件以来の大量死刑判決が下された。その後、作家・広津和郎の裁判批判や、広範な市民の公正裁判、無罪判決を求める声が渦となり、一四年間続いた世紀の裁判は全員無罪が確定した。本書では、この松川事件の背景や真犯人論の解明も含めて、戦後最大の冤罪事件が生み出された過程を検証し、松川裁判の軌跡を総括。そして未曾有の裁判批評・救援運動として広がった松川運動の特質をも克明に描き出した決定版である。