裁判所は何を判断するか
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いまの刑事裁判の問題点はどこにあるのか。裁判員制度を導入したことで,どのような変化が生じ,どのような課題が見えてきたか。事実認定・量刑のあり方,上訴,再審制度など,さまざまな角度から現行システムを問い直し,将来の改革を見据えた議論を展開する。
[目次]
Ⅰ 裁判の基本問題
1 刑事事実認定の基本的あり方
2 情況証拠による事実認定
3 自白の任意性・信用性の判断
─裁判員裁判と取調べの録音・録画を中心に
4 量刑の基本的考え方……原田國男
Ⅱ 裁判員裁判はどうあるべきか
5 裁判員制度と手続二分
6 裁判員制度の導入により刑事裁判はどう変わったか
7 少年事件と裁判員制度
8 裁判員裁判における「性犯罪の量刑」について
9 裁判員裁判における評議の現状と課題
─裁判員と裁判官の実質的協働を実現するための提言
Ⅲ あるべき上訴・再審制度はどのようなものか
10 裁判員制度の下における上訴審のあり方
11 無罪判決に対する検察官上訴は許されるべきか
12 再審制度の抱える諸問題
再審事件一覧表