田中正造 晩年の日記〔新装復刻版〕
¥ 3,300 税込
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本書は、敗戦後間もない昭和23(1948)年に「明治文化叢書」の一冊として刊行された。内容は大きく「解題篇」と「本文篇」の二つに分かれており、前者には林広吉による田中正造の簡潔な評伝、後者には明治43(1910)年から大正2(1913)年にかけての正造の日記が収められている〔70~73歳〕。
後半に収録されている正造の日記は、木下尚江『田中正造翁』所収の「晩年の日記」を底本とし、これに同編『田中正造之生涯』を参考に修正が加えられている。
田中正造というと、有名な天皇直訴のエピソードもあって公害問題の「闘士」というイメージが強いが、彼の宇宙観が織り込まれた「晩年の日記」からは、それ以上の奥行きを持った人物であったことがうかがえる。
(日本評論社創業100年記念復刊/底本:1948年5月20日発行)
(出版社HP抜粋)