「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実
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林眞須美はおばさんだから死刑?
「動機なし」「自白なし」「物証なし」という異常な判決
1998年7月25日に起こった和歌山カレー事件から、ちょうど20年が経ちます。和歌山市園部地区の夏祭りで作られたカレーにヒ素が混入、67人が急性ヒ素中毒に陥り、うち4人が死亡。ほどなく、現場近くに暮らす林健治・眞須美夫妻が「疑惑の夫婦」として注目を集め、同年10月、夫妻は保険金詐欺などの容疑で逮捕され、健治は同容疑で2005年6月まで服役。一方、眞須美はカレー事件の容疑で再逮捕され、2009年死刑判決を受けます。しかしその内実は、眞須美の「動機」、「自白」、そして「物証」いずれもなく、死刑判決を受けているという日本の事件史上稀に見る異常事態となっています。本書では、この事件について長年にわたり取材してきた歴史社会学者の田中ひかるが、「女性の犯罪とジェンダー」という新しい切り口から、20年目の今、改めてその是非を問い直しています。
(出版社情報)