公安事件でたどる 日本近現代刑事法史
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日本刑事法の歴史を総合的に整理概観した法律専門書。明治維新から150年。欧米から新しい政治・経済思想,イデオロギー,宗教が流入したとき,左翼,右翼,過激派など様々な思想対立・政治対立が生まれ,自由民権運動,大正デモクラシー,太平洋戦争と敗戦,戦後民主主義,学生運動などの歴史の中で,数々の凶悪重大な公安事件が発生した。犯罪を捜査し,犯罪者を刑事裁判にかけ,処罰するための刑事法は,いかに整備され,運用されてきたのか。具体的な公安事件の歴史をたどりながら,刑法や刑事訴訟法といった制定法の整備,裁判の中で創造された判例法の展開を追い,裁判員裁判制度に至るまでの日本刑事法の歴史を追った労作。
[目次]
第1編 本書の研究課題
第2編 明治新政府の下での刑事法の展開
第3編 大日本帝国憲法の下での刑事法の展開
第4編 日本国憲法の下での刑事法の展開
第5編 日本近現代刑事法の歴史を振り返る