寺社が語る秦氏の正体
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渡来氏族・秦氏は、大陸の技術をもたらして栄えると、日本の宗教文化の形成に大きな足跡を残した。神社でいちばん数が多いとされるお稲荷(いなり)さん、次に多い八幡(はちまん)社は、いずれも秦氏と関係が深い。
ところが秦氏の経歴は、謎の多い古代氏族の中でも、とくにわかっていない。聖徳太子に寵愛(ちょうあい)されたという秦河勝(かわかつ)は、のちに播磨(はりま)国坂越(さこし)まで逃げ、現地で亡くなったと伝わる。彼はなぜ本拠地の京都に戻らなかったのか。
また秦氏の末裔(まつえい)でもある世阿弥(ぜあみ)は、『風姿花伝(ふうしかでん)』に「秦河勝は鬼」と書いている。これは何を意味するのか。
本書は、隆盛をきわめたはずの秦氏が正史から消された理由を大胆に推理、日本古代史最大の暗部に迫る。
(出版社情報)