百まで生きる覚悟
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人生100年と言われるようになり、多くの高齢者が「ピンピンコロリ」を目指すが、その願いが叶うのは少数の幸運な人。70代までは元気でも、80代、90代は、老いの坂を「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける「ピンピン・ヨロヨロ・ドタリ」の高齢期が現実的だ。
しかし多くの高齢者が、「終活はバッチリ」「子どもの世話にはならない」と言いつつも、ドタリ後を「成りゆき任せ」で迎え、結局は「子どもに丸投げ」になってしまうのは、なぜなのか。不安を先送りにせざるをえない制度的問題とは?
本書では、家族社会学者である著者が、90~100歳間近の元気長寿者、70~80代の高齢者、また介護や世話を担う家族に聞き取りを重ね、「ご長寿本」の著者のような財力や社会関係力を持たない普通の長寿者が、元気なうちにどのように「身じまい」の支度をすべきなのか、またそうした文化をいかに構築すべきかを明らかにする。
(出版社情報)