民事訴訟法〔第7版〕
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本書は、民事訴訟法の基本的な問題を中心に、制度の趣旨の理解や解釈論の対立の原因となっている利益関係や、ことに評価の基準をめぐる各説の差異を明らかにして、錯雑した問題の解明に努めています。記述スタイルは、基本的な問題についての現在の通説・判例を中心に重要な少数説をも加えた部分と、さらに著者自身の見解も併せて立ち入った検討や、周辺の問題の解明をした部分に二分して文字の大きさを変えています。これにより、民事訴訟法の全体を捉えるには大きな活字部分を、個別問題の検討をする場合には小さな活字およびカッコ内の注の部分を見るというような利用の仕方ができます。
なお、第７版の改訂では、「第６編 第一審の審理」について，「主張共通の原則」，「時機に後れた攻撃防御方法の却下」等，近時議論となっている10の論点を補筆し，理論的な記述と実務との連携を図りました。
（出版社情報）