グローバル化する〈正義〉の人類学
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貧困、紛争、平和構築などグローバルイシューへの取り組みとともに国家の枠組みを超えて広がる人権の尊重と正義の実現。こうしてグローバル化する〈正義〉はローカルな現場でどのような作用を起こしているか。そのダイナミズムを世界各地の現場から描き出す
[目次]
序 章 グローバル化する正義とローカリティ―正義の規範化と法
■第Ⅰ部 グローバル化と移行期正義
第1章 グローバル化する移行期正義と先住民―ローカリティを代表/代弁するのは誰か?
第2章 真実と正義を求めるグローバルな動き―アルゼンチンの経験と国際社会の変化
第3章 和解と忘却―ソロモン諸島における真実和解委員会の活動が意味するもの
第4章 アムネスティの国際法上の意義と限界
■第Ⅱ部 正義と法のインターフェイス
第5章 国家の開発促進と先住民の権利―マプチェの自決権要求とチリ政府の緊張関係
第6章 ジャスティスの追求とヒュブリス―コソボの「独立」は正義を実現したか?
第7章 性暴力と裁判―フィリピン戦が伝えるもの
■第Ⅲ部 人類学の現場から
第8章 国家を代替する社会―東アフリカ遊牧社会におけるローカル・インジャスティス
第9章 待つことを知る社会の正義―東アフリカ民族誌からのオルタナティブ・ジャスティス論
第10章 福祉国家における難民の再統合
―ビルマ(ミャンマー)難民のフィンランドへの第三国定住
第11章 宗教と「正義」―ミャンマーにおける仏教徒女性婚姻法制定をめぐって