ロシアータタルスターン権限区分条約論
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現代ロシア連邦を如何に理解すべきであろうか。2000年の大統領就任以来、プーチン大統領は、1991年のソ連邦崩壊後にエリツィン大統領のもとで誕生した新生ロシア国家(連邦)を、強いロシア・強い連邦国家へ連邦へと「再生」する改革を行った。本書は、この間のロシア連邦構造、連邦中央ー地方の関係を「権限区分条約」に焦点を絞って検討する。具体的には、連邦中央が構成主体の一つであるタタルスターン共和国との間に締結した1994年及び2007年の2つの条約の検討を通して、この条約の果たした意義を確認するとともに、ソ連邦崩壊後の連邦構造及び連邦中央ー地方関係が変容したことにより現代ロシア連邦はいわば集権的連邦国家として特徴づけられると結論づける。