知的所有権の人類学

知的所有権の人類学

¥ 5,720 税込

商品コード
1379860
著者
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出版社
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ISBN
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発行日
2019/02/28

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豊富な薬草資源をもつインドに「知的所有権」という概念が持ち込まれたとき、現地で何が起こるのか。緻密なフィールドワークにもとづき解明。過去の労働への対価ではなく、未来への責任としての所有という概念を提示する、異色の所有論。

[目次]
序章「誰かのもの」としての知識

第Ⅰ部 知識が誰かのものになるとき
 第1章 所有主体の生成をめぐる民族誌
 第2章 在来知と知的所有権のフィールドワーク――翻訳を追いかける

第Ⅱ部 伝統医療と生物資源の所有化
 第3章 翻訳され続けるアーユルヴェーダ――国家と伝統医療
 第4章 薬草州ウッタラーカンドと「人々の生物多様性登録」

第Ⅲ部 「人々の生物多様性登録」プロジェクト――科学者の実践
 第5章 「在来知」を生み出す科学者たち
 第6章「知識の所有者」をつくり出す

第Ⅳ部 「所有主体」を超えて――「人々」の経験
 第7章 「在来知」を超えて――「効果」としての治療と文化的所有権
 第8章 自然と「責任主体」の生成? ――薬草と生み出されつつある関係

終章 未来へ拓かれた所有