ドイツの核保有問題
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ドイツ(西ドイツ)の核保有は国際関係を致命的に悪化させる。この問題を多くの国々が強く恐れ、西ドイツの核保有防止を最重要目的として1960年代、NPTを形成し、西ドイツに加盟を要求した。西ドイツは加盟には応じたが、NPTの査察体制の弱体化に成功し、原子力に基づく核開発能力を発展させたため、いつでも核保有国になれる選択肢、「核オプション」をNPT加盟後も確保した。ところが加盟直後から西ドイツ国内では原子力の廃絶を目指す「脱原子力」の動きが急激に強まったため、ドイツは現在、原子力だけではなく核オプションも失いつつある。戦後ドイツ70年の歴史における核兵器と原子力の諸問題が、本書において明らかにされる。
(出版社情報)