人間論の社会学的方法
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副田社会学の視座―方法論の多様性に寛容であること—
人間の活動が各時代・地域に多様な社会・文化を生み出してきたのと同時に、過去のあらゆる社会状況は同時代の人間の活動を基底してきた。人間行為と社会は相互に不可分だ。社会学の先人たちが人間行為を「社会的行為論」として一般化することを試みてきたが、個々に千差万別なヒューマニティやパーソナリティが行為の背景にある以上、理論の過度な抽象化は危険だろう。人間行為についての社会学的考察には、対象や目的にもっともかなった理論が選定・適用、時には併用される必要性がある。本書は、人間行為や生活構造と社会との関係性をとらえるための多様な方法論を結集させ、それらを抽象化・一般化することなく「適材適所」な社会的行為論のあり方を示した、本作品集全体を見通す方法論的視座の書である。
(出版社情報)