福澤諭吉とフリーラブ
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近代社会における新しい家族の姿はどうあるべきなのか。人びとの一生を左右する「家」をどのように考えるのか。「一身独立」した生き方を男女に説いた福澤諭吉の答えは、しかし曖昧に見える。愛情を最優先する「自由愛情(フリーラヴ)」の世界を理想としながらも、現実には「偕老同穴(かいろうどうけつ)」を説いた福澤の真意はどこにあったのだろうか。士族授産や女性教育といった「家」の変容を促す知られざる試みの実態を解明するとともに、論説を詳細に検討し、明治政府の政策や同時代の家族論と比較。さまざまな機会に揺れ動く姿を描きだし、両性関係と家族のゆくえを見つめ続けた福澤諭吉のあらたな側面に迫る。
(出版社情報)