江戸幕府の「敲」と人足寄場
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本書は、題して『江戸幕府の「敲」と人足寄場―社会復帰をめざす刑事政策―』という。「敲」という刑罰と人足寄場の制度を扱っている。「敲」は、犯罪人にとってもう一度のやり直しがきく刑罰であった。本書は、その執行方法に光を当てることによって、「敲」刑の本質を探ろうとした。幕府の人足寄場は高校の教科書にも載っている著名な制度である。とはいうものの、その全容が解明されているわけでもない。どのような人々が収容され、その収容期間が何年であったか、歴代寄場奉行の名前と在任期間など、きわめて基本的な事柄でさえ曖昧であった。本書においてはこれらに焦点を当てて考察を加え、人足寄場の主旨を理解しようと努めた。
【序言より】(抜粋)