証言 治安維持法
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大正末期の1925年に制定された治安維持法。当初は「国体の変革」や「私有財産制度の否認」を目的とする結社―主に共産党を取締り対象としていたが、終戦の年に廃止されるまで運用対象は一般の市民にまで拡大された。
ふつうに暮らすふつうの人々が次々に検挙されたのはなぜか。当事者や遺族の生々しい証言と、公文書に記載された検挙者数のデータから、治安維持法が運用された20年間を検証する。
[目次]
序 章 声を上げ続ける検挙者たち
第1章 拷問された少女と一人の特高―三・一五事件
第2章 ある青年教師の追放―二・四事件
第3章 転向させられた人々
第4章 言葉を守ろうとした兄―植民地での運用実態
第5章 絵を描いて有罪となった学生―生活図画教育事件
第6章 終戦 治安維持法はなくなったのか
終 章 それぞれの戦後