図説 毒と毒殺の歴史
¥ 3,300 税込
- 商品コード
- 1465437
関連カテゴリ
実店舗在庫
読込中...
毒を使った暗殺は、人間の歴史と同じくらい古い闇の術である。
古代ローマの皇帝たちは毒をふんだんに使ってライバルを始末し、ルネサンス期の晩餐会では客たちが毒入りのワインで静かに暗殺された。今日では、完璧な秘密兵器を探して、得体の知れない人物たちが追跡がほとんど不可能な物質を試している。
誰かを殺したり傷つけたりするために使われる毒と同じものが、歴史を通じて酔うためや媚薬として、さらには不老不死の薬として使われてきた。毒物学をかじったことのある人なら誰でも知っているように、毒と薬の違いは量の違いにすぎないことが多いのだ。
本書には、クレオパトラ、ボルジア家、サド侯爵といった歴史上の人物から現代のテロリストまで、「静かな暗殺者」ともいわれる毒物の使用者、乱用者、犠牲者についての興味深い話が記されている。歴史上の各時代でとくによく使用された毒の特徴を紹介するページでは、それぞれの毒の由来、効力、殺傷力、さらには権力欲の強い人物、危険な人々、耐えられなくなった人たちがどのようにその毒を使って目的を果たしたか明らかにする。
(出版社情報)