戦後「社会科学」の思想
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戦後75年を経て日本の社会には一種の停滞感と閉塞感が漂い、今ある社会の形が唯一であるかのような運命的な見方が拡がっている。これは本当か? 一方で戦後継承されてきた価値や制度は時代に合わないとして別のものに取り替えられつつある。これは妥当なのか? 本書はこうした捉え方が一面的であり、長く積み重ねられてきた議論を忘却していると指摘する。戦後から現在までを4つの時代に区切って思想史を描きなおし、各時代の論者が立場を超えて共有した問題意識を浮かび上がらせることで、これらが複層して現代を作り上げていることを示す。「現代とはどのような時代か」に正面から答える、きわめて公平かつ分かりやすい「社会科学」入門。
(出版社情報)