メーター検針員テゲテゲ日記
¥ 1,430 税込
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「あとで来てよ」
「えっ」
「あとで来いって言ってるだろう!」
今日は332件ある。やっと82件目である。同じ家に二度も来るほどのんきなわけにはいかない。
あんたね、こっちはそんなのんきな仕事をやっているんじゃないんだよ、と言いたかったが、指先は震えていた。
――私は10年間を電気メーター検針員としてすごした。その経験を書いたのが本書である。
[目次]
まえがき─―1件40円の仕事
第1章 電気メーター検針員の多難な日常
某月某日 激怒した若い男:引っ越し中の検針作業
某月某日 執拗な抗議:通路をふさぐポリバケツ
某月某日 七つ道具:職務質問間違いなしの代物たち ほか
第2章 検針員と、さびしい人、さびしい犬
某月某日 話をしたくてたまらない:さびしい独居老人たち
某月某日 セクハラ:さびしさと恋愛感情
某月某日 些細な喜び:のべ2万個の数字の中で ほか
第3章 誤検針、ホントに私が悪いの?
某月某日 最悪を覚悟せよ:誤検針の恐怖
某月某日 覗きの権利:カギは郵便受けの中
某月某日 道の真ん中の××:鹿児島の動物たち ほか
第4章「俺には検針しかできない」
某月某日 休日、苦情の電話: 「お知らせ票」を入れたのは誰?
某月某日 えこひいき:月27万円稼ぐ女性検針員の秘儀
某月某日 連帯責任:ハンディ盗難事件の後始末 ほか
あとがき─―メーター検針員、その後

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