九津見房子、声だけを残し
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日本初の女性社会主義団体赤瀾会を結成、多くの労働運動や産児制限運動に参加し、治安維持法初の女性検挙者となり、ゾルゲ事件に連座した九津見房子(くつみ・ふさこ 1890-1980)。社会主義のために自らの良心に従って生きつづけた九津見房子の生涯は、しかし、あまり知られていない。奔放に自分のために生きた金子文子や伊藤野枝とも、知識の女性であった山川菊栄とも違い、著作も派手な活動もない九津見房子は、ひたすら行動し、非合法の政治活動ではメモも残さないようにしていた。
本書は、文を残していない九津見房子の生涯と活動、その思いなどを、晩年の聞き書きや長女の著書はじめ、多くの関連資料を読み込んで再構成するものである。
(出版社情報)