刑事立法と犯罪体系
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本書は、筆者がこれまで発表してきた諸論稿を基にして、刑法総論とりわけ犯罪に関する総論についてその意義と機能を明らかにし、同時に、現代の刑事立法を見る批判的視点を提示しようとするものである。
[目次]
第I部 刑事立法論
第1章 刑事立法論における自律と自己決定
第2章 「積極的一般予防論」と刑事立法の限界
第3章 組織犯罪対策と犯罪化、重罰化
第II部 犯罪論における基本概念
第4章 「行為」概念と犯罪体系
第5章 相当因果関係説
第6章 「不真正不作為犯」について
第7章 不作為犯と因果関係
第8章 主観的違法要素
第9章 法秩序の統一性と違法阻却
第10章 日本刑法37条の緊急避難規定について
第11章 故意・過失
第12章 薬物事犯と抽象的事実の錯誤
第13章 事実の錯誤と故意概念
第III部 共犯論
第14章 共犯論の現状
第15章 共犯の因果性
第16章 「正犯」と「共犯」
第17章 非故意行為に対する共犯 ―「故意の従属性」について―
第18章 共犯の「従属性」について
第19章 「共犯の処罰根拠」について
第20章 身分の連帯作用について
第21章 必要的共犯 ―公職選挙法上の寄附罪を例に―