朝日新聞の黙示録

朝日新聞の黙示録

¥ 880 税込

商品コード
1571876
著者
-
出版社
-
ISBN
-
発行日
2021/05/24

関連カテゴリ

実店舗在庫

読込中...

ご注文数 
e-hon e-honで購入 
※外部サイトへ移動します。
※リンク先での商品購入について、弊社でのクレジット決済は出来ません。

ついに朝日も──。2021年に入り、朝日新聞社は早期退職者の募集を始めた。45歳以上の社員に対して2023年度までに300人規模で実施するという。早期退職者制度の実施は他の日刊紙や通信社も例外ではないが、新聞界の地盤沈下がついに築地をも襲った格好だ。朝日新聞社が早期退職募集を実施する背景として考えられるのは、業績の悪化だ。2016年に670万部だった部数は2020年には537万部に。およそ5年で130万部超の「激減」である。本業の売上高は当然、右肩下がりだ。2020年9月中間期(4~9月)連結決算では、営業利益で92億円の赤字、純利益では419億円の赤字となった。
本業が停滞する一方で不動産ビジネスは好調であり、不動産など莫大な資産を有する朝日新聞社は、購読者数が伸びなくても会社として十分に存続できるだろう。しかし、ジャーナリズムの一翼を担う一番手としての自負があるならば、経営体質の改善に手を付けなければ、本当の危機が訪れるかもしれない。時の政権に常に厳しいスタンスで対峙し、世間を揺るがすスクープをどこよりも報道してきたのは、朝日新聞ではなかったか。
(出版社情報)