原発事故避難者はどう生きてきたか
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ひとごとではありません。避難指示区域の解除は「復興」を意味するのか?―国や企業が黙殺する避難生活を余儀なくされた避難者の叫び。
多くの人びとが避難を強いられた福島第一原子力発電所の重大事故から10年。なかでも、避難指示区域外からの避難者は、東電の賠償も国の支援も乏しく、多くが経済的に困窮した。住み慣れた土地を離れることを決意した親世代、思春期の只中で急激な環境変化を強いられた子世代ーー避難生活にともなう困難や苦難は一様ではない。避難者たちのインタビューの語りや、京都地裁に提出した陳述書とアンケート調査の分析を通し、避難を決意するにいたった経緯や避難生活のリアルを克明に描き、わが国の災害事故対応のあり方に変革を突きつけた一冊。
(出版社情報)