被差別部落の真実 2
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近世賤民集落となんのかかわりもない地が、明治以降、被差別部落となり、近世賤民の系譜をもたない人が、明治以降、被差別部落民となっている事実から、解明する。
それは「江戸時代の身分差別が残った」のでも「ケガレにかかわる職業集団の子孫」でもない!
近世からの系譜や血筋でいくらかんがえても、部落差別はわからない。被差別部落は、明治国家が近世賤民の軍事力解体にはじまる。
格安で使える産業予備軍のプールとして、近世賤民コミュニティを手がかりに再編成され、炭鉱産業や海軍基地では、あらたな部落がつくられていく。「封建意識」「ケガレ意識」の名残りであるようにみえている被差別部落は、低賃金の沈め石を必要とする資本制によって生みだされた。
資本制社会が被差別部落を「必要とする」メカニズムを、明治以降あらたに形成された部落、あらたに部落民となった人びとを実証的に検証する。
(出版社情報)