東アジアにおける二つの「戦後」
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総力戦および冷戦という二つの戦争が東アジア地域につくり上げた秩序を、アジア太平洋国家としての米・口・中・日をはじめとした東アジアの政策変容を追究し国際政治学の原点に立ち返って考察した。
[目次]
序章 東アジアの国際政治―二つの「戦後」から見た地域秩序
第1章 近代日本外交の二元性とその調整―満洲問題をめぐる日中関係を事例に
第2章 総力戦体制の不可能性―オーウェン・ラティモアと満洲国のなかのモンゴル社会
第3章 対峙する二つの新秩序―「大東亜新秩序」と「大西洋憲章」における植民地主義のゆくえ
第4章 戦後秩序のなかの中ソ同盟(1945年)
第5章 「政経分離」の誕生―池田政権の中国政策
第6章 ソ連・ロシアの東アジア外交―「アジア太平洋国家」としての内実を求めて
第7章 日米安保体制の再定義と中国―擬似的脅威の形成
第8章 冷戦後の日米安保と「戦後」秩序認識―日中関係をめぐる新聞記事の文脈分析
(出版社情報)