近代日本の行政改革と裁判所
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明治・大正・昭和前期における行政改革と裁判所の統廃合の関わりを研究。本書は次の３つの論点となっている。１）司法省による裁判所の整理の事実経緯と裁判所廃止計画をめぐる政治状況、２）裁判所廃止反対運動に重要な役割を果した商工会議所・弁護士会・地方新聞の動向、そして中央政界に波及していく過程、３）帝国議会での裁判所廃止法案・復活要求請願および建議・裁判所復活法案の審議内容、とくに弁護士資格をもった代議士・司法官経験のある貴族院勅選議員に代表されるいわゆる法曹政治家の活動。