刑事裁判と国民性 医療編
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著者のライフワークである刑事裁判における国民性についての研究の医療編。訴訟は、それぞれの国の訴訟であるために、その国民(裁判官、検察官、弁護人、被告人、参考人、証人)の特質が、訴訟に反映されることは当然のことである。著者は、刑法学者としてでなく医事法にも詳しく、今日常識化している問題について早くから提案していた。例えば、昭和56年にはクローン技術、昭和57年にはインフォームド・コンセント(医師による患者への説明と患者の同意)などの検討の提案。