臨床心理学増刊 第14号
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臨床心理学を外(アウトサイド)から見る視点と、臨床心理学の内部(インサイド)からの応答が交差し、「人文知」と「臨床知」が接続されるとき、心の治療/心の臨床をめぐるラディカルな再考が始まる――
社会学・人類学・哲学・宗教学・教育学・福祉学・障害学・歴史学からなる「アウトサイドからの問い」と、臨床心理学「インサイドからの応答」……ふたつのポジションから重ねられる討議と対話は、臨床心理学という実践=知の体系をどのように浮かび上がらせ、そして更新していくのか?
「心の学」を巡る心理学と臨床心理学の対話がくりひろげられる巻頭討論から幕を開け、心理療法の医療人類学、セラピー文化論、モダニティと親密性、資本主義と感情、「ハーム(害悪)」、宗教とセラピー文化、心理学者としてのフーコー論、日本臨床心理学史など多彩な「アウトサイドからの問い」が展開される。続く「インサイドからの応答」では、臨床心理学研究、精神医学、ジェンダー/フェミニズム、精神分析、トラウマ論、ユング心理学、スクールカウンセリング、心と個室の問いをはじめとする、〈今そこにある問い〉を考察する。
臨床心理学を外から見る視点と、臨床心理学からの応答を接続しながら、「来たるべき心の臨床」を問う!
(出版社情報)