SDGsとグローバル・ガバナンス
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2015年9月にSDGsが合意されて以来,7年が経過した。本号の特集では,SDGsによる「目標ベースのガバナンス」について,さまざまな観点から理論的・実証的に検証し,その可能性や課題を明らかにする。序論含め最新の成果を示す論文8点を所収。
[目次]
「序論 グローバル・ガバナンスの新戦略としてのSDGs」(蟹江憲史)
「ノン・ヒューマンの政治理論からの『持続可能な開発目標』の再構成──いのちの循環を自覚できる主体の立ち上げのために」(前田幸男)
「ESG投資を通じた機関投資家のSDGsへの貢献」(御代田有希)
「ビジネスの平和への貢献──SDGsを推進するコミュニティ形成」(片柳真理)
「人身取引と女性の安全保障からみる買春問題,およびスウェーデンの買春禁止法の影響と課題」(真島啓)
「持続可能な都市開発に関する規範の発展過程──SDG11,スマートシティ規範,データガバナンス」(内記香子)
「地球環境問題協議枠組み間の連携促進にSDGsがもたらす効果──海洋プラスチックごみ問題に関する協議を事例に」(高尾珠樹)
「SDGs時代の開発NGO──主流化の中の周縁化」(林明仁)
独立論文3本/書評論文2本/書評3本