知的財産法研究における大陸法的視座
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ドイツ・フランスにおける議論の研究・日本における議論との比較を行い,著作権や特許権について多角的に検討,基礎理論を考察する。また,わが国においては裁判例が十分とはいえない新たな論点について基本的な考え方を提示する。
[目次]
第1章 フランス著作権法における一元論について
第2章 応用美術──それはカテゴリーではなく,利用方法のことである
第3章 ドイツ法におけるライセンシーの保護
第4章 著作権法上の権利制限をめぐる法政策と条約上の3step test──二つの覚書
第5章 特許権の取戻しと善意の第三者の保護
第6章 専用実施権を設定した特許権者の差止請求──権利変動の構造分析の観点から
第7章 実演家の権利に係る若干の論点についての考察──フランス法上の議論を導きの糸として