少年非行〔増補新版〕
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少年司法制度はどのように運用されているのか? 2021年の少年法改正にも触れながら、保護観察官の処遇現場から少年非行と周囲の大人たちの関係、支援の必要性を解説する。
■処遇の場面における少年の言動を通常の社会場面で目にしたら、否定的な感情を抱く人は少なくないと思います。しかし、保護観察の処遇を担当する者には、現実を冷静に把握する厳しい目と同時に、少年の中にあるかもしれない希望を見出そうとする姿勢が求められます。なぜならば、希望のないところでは、人への援助的関与は成り立たないからです。
■少年法等の一部を改正する法律による二〇二一年法改正、及び刑法等の一部を改正する法律等による二〇二二年法改正がなされ、少年に関するものも含めた刑事司法制度は大きな転換期を迎えています。
■今後、保護観察官等,犯罪をした人や非行のある少年の処遇に携わる者の増員が必要です。何よりも、その力量の向上がさらに求められます。
■少子高齢化が進む国において、子どもや若者の育ちの保障と支援のネットワーク作りの必要性を、私たち大人がどれだけ意識化できるかが極めて重要です。
(出版社情報)