学校法務
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学校教育問題における弁護士などの法律専門家の役割がクローズアップされるようになり、弁護士の学校問題への関わり方が重要な争点として浮上している。確かに学校に関する紛争処理における法律専門家のニーズが高まっていると言えるが、その一方で、弁護士の関与によって必ずしも学校問題の真の解決「子どもの最善の利益」の実現に結びついていないのではないかという疑問も呈されている。
本書は「学校法務」という言葉を提起している。これは学校教育や学校の抱える諸課題に関する法務実務という意味にとどまらず、公教育、学校教育に関わる上での法務実務はどうあればよいかという議論に応えようとするものである。「学校法務」を考える上での視点と論理、「学校法務」をめぐる法制の変化とそれを特徴づける法概念の検討、弁護士の活用が拡大するなかで、その活用上必要とされる基礎的な知識、近年整備されつつあるスクールロイヤーの制度の実態とスクールロイヤーが担うべき役割や機能、現代における多様な法的教育課題において弁護士に期待される役割について検討する。これらの検討を通じて「学校法務」の概念の形成について示唆を得ようとするものである。
(出版社情報)