ラジオと戦争
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最先端のメディアとして颯爽と登場したラジオ。その担い手である「放送人」たちが先の戦争に直面して感じた矜持や高揚、煩悶や諦念とは。戦時におけるメディアの功罪を、「仕方がなかった史観」を乗り越えて問う。膨大な資料渉猟と長期にわたる取材から捉え直した、渾身のノンフィクション!
[目次]
序
第1章:国策的効果をさらにあげよ ー検証・戦時下ラジオニュース
第2章:前線と銃後を結べ ー戦時録音放送を聴く
第3章:踏みにじられた声 ー戦時ラジオ放送への道
第4章:日本放送協会教養部・インテリたちの蹉跌 ー講演放送・学校放送は何を伝えたのか
第5章:慰安と指導 ー放送人・奥屋熊郎の闘い
第6章:国策の「宣伝者」として ーアナウンサーたちの戦争
第7章:敗戦への道 ー「負け戦」はどう伝えられたのか
第8章:敗戦とラジオ ー何が変わらなかったのか
あとがき