睡眠科学・医学・労働法学から考え直す日本の労働時間規制
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いまだ後を絶たない日本独自の過労死問題。睡眠科学と医学からのアプローチを活かし、健康と安全の見地から労働時間規制を再考。
[目次]
序 章 日本の働き方の何が問題なのか、日本の労働時間規制の何が問題なのか
第1章 過労死が止まらない――現行制度の限界
第2章 日本の労働法制の何が問題なのか――明治の鉱業法上の就業時間規制~現代の「働き方改革」まで
1 労働時間法制の歩みとあり方
2 日本の経済社会の構造的な問題点
第3章 睡眠科学からみた過労死
―睡眠の「量」および「質」と疲労の進展・回復
第4章 過労死・過労自殺につながる健康障害とその背景
第5章 労働時間と脳・心臓疾患
第6章 睡眠科学からみた夜勤・不規則労働と勤務間インターバル
第7章 〔事例研究〕どのような働き方が危ないか
―長時間労働、深夜・不規則労働の危険な組み合わせ
第8章 実現可能な労働法制改革の方向性―EUの労働時間規制
第9章 実現可能な労働法制改革の方向性―ドイツの労働時間規制
第10章 [提言]あるべき労働規制のベストミックス