イチからわかるアイヌ先住権
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サケを獲る権利、
川を利用する権利、
私たちの先祖が当然のように持っていた
権利を取り戻したい…
(ラポロアイヌネイション 差間正樹)
──先住権について学ぶことは 日本人としての立ち位置を理解すること
近代とともに明治政府は蝦夷島を北海道と名称変更して大量の和人を送り込みました。支配を確立した政府はそれまでアイヌが自由に行ってきたサケの捕獲を一方的に禁止し、サケを奪われたアイヌは塗炭の苦しみを経験しなければなりませんでした。ラポロアイヌネイションは、近代日本の植民地政策によって奪われた浦幌十勝川河口でのサケの捕獲権を、先住権の行使として回復したいと主張して裁判を始めたのです。
[目次]
アイヌの自覚的な先住権を求めるたたかいはこうして始まりました。北海道が明治政府の支配による入植植民地であり、アイヌの人々への抑圧と収奪によって成り立ってきたことを、植民者である和人はなかなか自覚できないできました。アイヌ先住権を学び、応援することで、和人は自分たちの立ち位置をようやく理解する入口に差し掛かったのです。
1 イチからわかるアイヌ先住権
2 歴史にみるアイヌ先住権―江戸時代の幕藩制国家とアイヌ民族
3 アラスカ先住民族の権利と資源の活用法
4 アイヌ、インディアンとサケ
5 北欧先住民族サーミに見る先住権:川と陸の資源と管理
6 アボリジナルの人々の土地権と主権をめぐって
7 台湾原住民族の先住権:森と海の資源利用を中心に