〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす
¥ 2,420 税込
- 商品コード
- 1785883
関連カテゴリ
実店舗在庫
読込中...
正義は暴走しないし、人それぞれでもない──。
アメリカ大統領選挙から、日本の「道徳」の授業まで、現代において「正義」や「公正」といった「正しいことば」はどのように使われているかを検討。
ジョン・ロールズ、リチャード・ローティ、アイザイア・バーリン、ジュディス・シュクラー、アイリス・マリオン・ヤング、スタンリー・カヴェルなどの議論を参照しながら、「正しいことば」の使いこなし方をプラグマティズム言語哲学から探る。
「正しさ」とはなにかを考えるうえで、わたしたち自身の〝ことばづかい〞を通して「正しいことば」をとらえなおす画期的論考。
第I部◎「正義」というテクニック
1章○「正義」の模範運転とジョン・ロールズ
2章○「正義」の前提としての「公正」
3章○道徳教育と「正しいことば」の危険運転
4章○「道徳としての正義」とトランプ現象
第II部◎「正しいことば」のよりどころ
5章○「会話」を止めるとはどういうことか
6章○「関心」をもつのはいいことか
7章○「自由」を大切に使う
8章○わたしたちの「残酷さ」と政治
第III部◎「公正(フェアネス)」を乗りこなす
9章○理論的なだけでは「公正」たりえない
10章○「公」と「私」をつらぬく正義
11章○「公正」というシステムの責任者
12章○正義をめぐって会話する「われわれ」
(出版社情報)