建設業界の仕組みと労務管理
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2024年、働き方改革関連法による時間外労働の上限規制が、いよいよ建設業にも適用となります。建設業は、天候に左右されたり、「出面表」による勤怠管理が主流であったりなど、他業種にはない特徴から作業時間の把握が難しく、時間外労働が恒常化しています。また、社会保険への未加入や、実態としては労働者である一人親方など、時間外労働以外にも看過できない問題が残されています。こうした問題の解決を図るには、労務管理の知識だけでなく、建設業ならではの慣習や考え方を知っていることも不可欠です。そこで本書は、建設業界に通じた社労士である著者が、建設業の労務管理の問題を正確に理解し、解決に向けて取り組むために必要な知識をまとめています。「2024年問題」といわれる時間外労働の上限規制への対応、その先の「担い手確保」を実現させるために、建設業における労務管理の大前提がわかる1冊です。
[目次]
第1章 建設業界の全体像を知る
第2章 下請指導からみる労務管理
第3章 建設業法からみる建設業
第4章 建設業の課題
第5章 適切な保険について
第6章 建設業の労務管理
第7章 働き方改革実現のために
(出版社情報)