法とリヴァイアサン
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非民主的官僚機構が力をもつ現代国家に法の支配の終焉をみる? 法に内在する道徳性を明らかにすることにより、行政国家を救い出せ!
選挙で選ばれていない官僚機構が力をもつ行政国家。これは法の支配の観点からいって、避けるべき事態ではないのか。それとも、複雑な現代民主主義においては必要不可欠のものであるのか。行政国家を規律する法に道徳性をみいだすことで、官僚的なリヴァイアサンの必要性を認める者、その没落を切望する者、この両者の和解を試みる。
【原著】Cass R . Sunstein & Adrian Vermeule, Law & Leviathan:Redeeming the Administrative State(The Belknap Press of Harvard University Press, 2020)
[目次]
はじめに――「長く続く、困難な論争」
第一章 新しいコーク
第二章 法の道徳性(一)――ルールと裁量
第三章 法の道徳性(二)――一貫性と信頼性
第四章 法の道徳性(三)――限界、トレードオフ、司法の役割
第五章 作動中の代替保護策
(出版社情報)