交通事故紛争解決法理の到達点

交通事故紛争解決法理の到達点

¥ 7,260 税込

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1813192
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出版社
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ISBN
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発行日
2024/02/25

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33名の研究者・裁判官経験者・弁護士が、公益財団法人交通事故紛争処理センターにおけるあっ旋・審査裁定の経験等に基づいて現実の紛争解決において見られる現在の問題点の考察や学説を検討し、重要かつ新しい論点を抽出して論じ、整理することで、交通事故紛争解決の法理(制度論・手続論、責任論、損害論、過失相殺論)の最新の到達点が分かる。

[目次]
鼎談
森嶌昭夫前理事長インタビュー
交通事故紛争処理センターの過去・現在・未来
森嶌昭夫、加藤新太郎、長谷川健

第1編 制度論・手続論
1 ADRとしての公益財団法人交通事故紛争処理センターの役割(中込一洋)
2 裁判外紛争解決手続において当事者代理人に期待される役割と責務(奥田隆文)
3 権利保護保険の普及とADRにおける当事者主義(佐々木秀一)
4 人傷一括払に基づく人傷社の保険金支払と自賠社からの自賠責保険金等の回収(肥塚肇雄)
5 濫用的制度利用としての不正請求(藤田整治)
6 自動車の所有権留保に関する実体的権利からの再構成(鳥谷部茂)
7 自賠責保険・共済紛争処理機構における紛争処理の実情(芝田俊文)

第2編 責任論
1 運行供用者─平成30年最判の評価の多様性(中舍寛樹)
2 運行供用者性と他人性の論証責任(加藤新太郎)
3 運行・運行起因性の判例法理(北河隆之)
4 自賠法 3 条ただし書について(平成27年 4 月13日福井地裁判決)センターラインオーバー事案での自賠法 3 条ただし書の免責が認められるか否かを中心として(堀口昌孝)
5 自然災害と運行起因性(牧山嘉道)
6 複数原因と不法行為責任(新美育文)
7 交通事故損害賠償責任と寄与度論(小賀野晶一)
8 多重事故と共同不法行為(南敏文)
9 自動運転における事故損害と民事責任(浦川道太郎)
10 未成年者の事故と親の責任─最判平成27・4・9 民集69巻 3 号455頁の検討(池田清治)
11 認知症高齢者(責任無能力)の事故と近親者の責任
─最判平成28・3・1 民集70巻3号681頁の検討─