企業法学の方法
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「法と経済学」からのアプローチをもとに、効率性を基準とした斬新な理論を展開する田中会社法の真骨頂に迫る。個々の法解釈の背後に潜む分析手法を浮き彫りにした一級の研究書にして、いまや定番となった著者による教科書『会社法[第4版]』をより深く読み解くための有用な参考書。
[目次]
序説
第I部 方法論
第1章 商法学における法解釈の方法
第2章 経済分析は法学の発展にどのように寄与するか
第3章 会社法学における実証研究の意義
第4章 わかりやすい会社法と法の評価基準を求めて
第5章 なぜ法律家は数理的分析を学ぶべきなのか
第II部 その適用
(1) 会社法
第6章 上場会社のパラドックス
第7章 株主第一主義の合理性と限界
第8章 忠実義務に関する一考察
第9章 従業員と会社法についての一試論
第10章 自己株式規制の過去・現在・未来
(2) 諸法
第11章 担保権消滅請求制度の経済学
第12章 事業担保に関する一考察
第13章 公益通報者保護制度の意義と課題
第14章 財産権と経済活動