福島第一原発事故の「真実」 検証編
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あなたはまだ本当の「フクシマ」をしらない!
東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間13年、のべ1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、単行本『福島第一原発事故の「真実」』は、2021年「科学ジャーナリスト大賞」受賞するなど、各種メディアで高く評価された。文庫化にあたっては、同書を事故の進展を時系列で追った「ドキュメント編」と「検証編」に分冊して刊行した。
検証編は、福島第一原発事故を13年にわたって検証取材してきた報告書である。事故を巡る様々な謎を解き明かす過程をできるだけ詳細に記録することで、この事故が突きつける意味と危機における教訓を読み取る。本書の内容は、2021年2月に刊行された単行本第2部「検証ー事故はなぜ起きたのか? 本当に防ぐことはできなかったのか?」をもとに新たに判明した事実を加筆した3章を加えた。
[目次]
第1章 なぜイソコン停止は見過ごされたのか?
第2章 なぜイソコンは40年間動いていなかったのか?
第3章 歴史から学ぶアメリカ、学ばない日本
第4章 ベントはなぜかくも遅れたのか?
第5章 吉田所長が遺した「謎の言葉」ベントは本当に成功したのか?
第6章 冷却の死角
第7章 1号機 届かなかった海水注入
第8章 検証 東電テレビ会議AIが解き明かす吉田所長の「極限の疲労」
第9章 巨大津波への備えは本当にできなかったのか?
第10章 緊急時の減圧装置が働かなかったのはなぜか?
第11章 吉田たちを追い詰めた「2号機」の原子炉で起きていた「想定外の事態」
第12章 最悪を免れたはずの3号機原子炉で起きていたもうひとつの「想定外の事態」
第13章 残された最大の謎1号機はなぜ破壊を免れたのか?
(出版社情報)