親会社取締役の子会社監督責任論
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遂に明らかにされた親会社取締役の子会社監督責任の全容。円滑で健全なグループ経営のための必読の書。
子会社の不祥事に伴い,親会社取締役はどのような場合に子会社監督責任を負うのか。本書はその内容と範囲及び法的性質について,裁判所の判断基準,学説の動向,企業集団内部統制等の法改正が同責任に与えた影響を総合的に分析・検討し,明らかにする。
[目次]
はしがき
序 章 親会社取締役の子会社監督責任論
第1章 旧商法時代の判例から考察する親会社取締役の子会社監督責任
第2章 平成26年会社法改正 (企業集団内部統制及び多重代表訴訟)が親会社取締役の子会社監督 責任に与える影響とその関係性
第3章 会社法制定、改正後の親会社取締役の子会社監督責任に関する判例の動向
第4章 親会社取締役の子会社監視義務違反が認められた事案──福岡魚市場事件
第5章 親会社取締役に子会社監督に関する新たな責任類型が生じたとも考えられる事案──イビ デン事件
終 章 親会社取締役の子会社監督責任論
補 論 グループガイドラインにおける若干の検討