国際経済紛争処理の争点
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◆手続法的・制度的課題の検証と提案◆
国際経済紛争処理が有する紛争処理制度としての一般性と特殊性を立体的に浮かび上がらせ、今後の発展を展望。研究から実務まで幅広く有用の書。
◇第1部 先決的問題の処理◇
第1章 WTO紛争処理における先決的抗弁〔阿部克則〕
第2章 投資仲裁における先決的抗弁〔猪瀬貴道〕
第3章 ICJにおける先決問題の処理〔李 禎之〕
第4章 UNCLOS裁判所における先決的抗弁〔瀬田 真〕
◇第2部 国際経済紛争処理における法解釈適用と事実認定◇
第5章 WTO紛争処理における「先例拘束性」〔小寺智史〕
第6章 WTO紛争処理における一般国際法の位置〔阿部克則〕
第7章 WTO紛争処理における証明協力義務の具現化とその規律枠組みの形成〔平見健太〕
第8章 投資仲裁における証拠法(文書開示手続)〔石戸信平〕
◇第3部 安全保障例外条項と訴訟法的論点◇
第9章 GATT21条に関する解釈の展開と混迷について〔平見健太〕
第10章 投資仲裁における安全保障例外に関する一考察―CC/Devas事件及びDeutsche Telekom事件を中心にして―〔渡辺翔太〕
第11章 ICJにおける通商航海条約の安全保障例外条項〔李 禎之〕
◇第4部 国際経済紛争処理の制度的課題◇
第12章 WTO上級委員会の権限を限定する方向でのありうる選択肢―国内訴訟法との比較からの示唆―〔阿部克則・佐瀬裕史〕
第13章 上級委員会停止後のWTO紛争処理制度―MPIAの課題及びパネル報告の有効化についての検討―〔関根豪政〕
第14章 FTA貿易紛争処理制度の動向,意義,そして課題〔関根豪政〕