権威主義化する世界と憲法改正
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世界的に民主主義に対する信頼が後退し、権威主義的指導者が力をつけている。彼らはいかにして自身の権力を強化しているか。それを国民はなぜ支持するのか。本書は、多くの権威主義国家が憲法改正を利用して体制強化を図っていることに着目し、そうした事例を歴史・地域を横断して比較する。権威主義体制における憲法の役割に新たな解釈を提示する一冊。
[目次]
序 章 権威主義体制における憲法改正とその正統性 【溝口修平】
第1部 歴史・理論編
第1章 権威主義体制における憲法 ──その機能と実態 【武藤祥】
第2章 韓国の権威主義体制における2つの憲法改正
──第4共和国憲法と第5共和国憲法 【國分典子】
第2部 現代編
第3章 トルコにおける2017年改憲過程
──執政制度の変更はいかにして実現したのか 【岩坂将充】
第4章 ベネズエラにおける民主主義の後退と権威主義化
──新憲法制定との関連からの一考察 【坂口安紀】
第5章 「逆走」する中国政治 ──2018年の憲法改正と「権力の個人化」 【加茂具樹】
第6章 ロシアにおける個人支配型権威主義体制の強化と「国民のための」憲法改正【溝口修平】
第7章 タイにおける2017年憲法の制定と持続可能な権威主義体制の構築 【外山文子】
終 章 権威主義化する世界と憲法改正 【溝口修平】