暗号資産とNFTの税務
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暗号資産（仮想通貨）は、ブロックチェーンを活用した新たな資産であり、NFTもブロックチェーンを使い、デジタルデータを特定し、所有権の証明に使われます。
ソーシャルメディアなどでは、それらの税務処理について、専門家が根拠のない議論をしばしば発信していると著者は言う。一方で、暗号資産やNFTの業界団体、あるいは業界関係者は現行税制の適用について十分な関心がないのにもかかわらず、業界団体として一方的な要望書を金融庁に提出しており、その主張に説得力がないと語る。このような事態に対し、国税庁は暗号資産やNFTの質疑応答集やFAQを頻繁に公開しているものの、それらも十分に活用されてないとも言う。
本書はこの国税庁の質疑応答集やFAQに基づき、重要なものは抜粋を掲載しながら、体系的に解説を行う貴重な書籍である。暗号資産やNFTの取引の税務、またそもそも税務について詳しくない方向けに、さらには今後税制改正等により変わる可能性がある部分についても、20のコラムでフォローを行う。
［目次］
序章 暗号資産とNFTの概要
第1部 暗号資産の税務
第1章 暗号資産の所得税・法人税法共通関係
第2章 暗号資産の所得税関係
第3章 暗号資産の法人税閲係
第4章 暗号資産の相続税・贈与税関係
第5章 暗号資産の源泉所得税関係
第6章 暗号資産の消費税関係
第7章 暗号資産の法定調書関係
第2部 NFTの税務
第1章 NFTの所得税・法人税関係
第2章 NFTの相続税・贈与税関係
第3章 NFTの源泉所得税関係
第4章 NFTの消費税閲係
第5章 NFTの法定調書関係
補 論 ステップン(STEPN)の税務計