「責任能力」をめぐる新・事件論
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障害をもつ人々と事件ーー「かれら」はなぜ支援からこぼれ、法を犯すところまで自らを追い込んでしまったのか。司法はどのように裁いてきたのか。「見えないこと」「ふれたくないこと」にされてきた「かれら」の事件に20年以上にわたって向き合ってきた著者が、あらためてこれを検証する。著者独自の事件論の集大成。
[目次]
第一章 新事件論(1)
1「レッサーパンダ帽男」の罪と罰
2 刑罰か療育かー少年の裁判がはらんだジレンマ
3 知的障害と刑事裁判ーその難しさはどこにあるのか
4 ある判決、噴出する批判ー「アスペルガー症候群」と裁判員裁判
第二章 新・少年事件論
5 「逆送少年」の刑事裁判について
6 少年たちの「犯罪予防」はどこまで可能か
7 佐世保の事件と『絶歌』を読むー少年の「更生」とはなにか
第三章 新・事件論(2)
8 なぜ「責任能力論」だったのか
9「刑法三九条削除」論の向こうにあるもの
10 裁判で「責任能力」はどのように争われたのか