取調べの可視化 その理論と実践
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「ミスター可視化」小坂井久弁護士古稀論文集。可視化の歴史を概観。さらには「理論」「実践」「事件紹介」を通して、取調べの可視化の到達点や今後の課題までを論じ尽くす。
[目次]
第1部 取調べ可視化の歴史
「取調べ」―その歴史的転移―拷問廃止から可視化・弁護人立会いへ
裁判員制度の成立と可視化
闇雲海外可視化事情見聞録
可視化をめぐる国家公安委員会研究会・法制審特別部会・刑訴法改正のうごき
第2部 取調べ可視化をめぐる理論
捜査における取調べの可視化の意義
協議・合意制度と可視化―刑事司法改革の道程 ほか
第3部 可視化弁護の実践
可視化法の成立と黙秘権保障の実質化
身体拘束問題と取調べの可視化
可視化と弁護人立会い―可視化が可視化した弁護人立会いの必要性 ほか
第4部 事件編
高野山放火事件
氷見事件と取調べの可視化等の諸問題
舞鶴高1女子殺害事件
プレサンス元社長冤罪事件と取調べの可視化が突きつけた日本の刑事司法の課題
第5部 座談会
小坂井古稀座談会 「ミスター可視化」と刑事司法の30年