ドイツ労働法思想史論
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ドイツ集団的労働法の基本思想とは何か?わが国労働法制・理論に決定的影響を及ぼしたドイツ集団主義の思想・理論の生成・展開・崩壊・再生・変容の全過程を描く。労働法における労働組合・労働協約・争議行為に関する法の思想・理論の生成・発展の過程を国家、団体、個人という三要素の相互関係に視点を据えて分析し、「法化」の過程として明らかにする。
[目次]
序章
第1章 禁止ー一八四五年プロイセン一般営業法の成立
第2章 解放ー一八六九年北ドイツ連邦営業法の成立過程
第3章 「放任」-第二帝政下の労働組合と団結権の発展
第4章 生成ー集団主義労働法理論の生成
第5章 開花ー第一次大戦・ワイマール期における集団主義労働法の確立・展開
第6章 堕落ーワイマール末期における集団的労働法
第7章 崩壊ーナチス労働法の基本的特質
第8章 再生ー西ドイツ労働法展開の基礎的条件
第9章 変容ー西ドイツにおける集団主義理論の修正
附 ドイツ労働法思想史の若干の課題についてー労働関係図書優秀賞を受賞して